イギリスの庭から

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カテゴリ:音楽( 8 )


2007年 09月 08日

プロムスが終わって私の夏も終わる

プロムス日記の更新を怠っていますが、ちょくちょく通ってます。
今年は後半だけのシーズンチケットを買ったので、ラストナイトの入場は出来ません。
なので、私にとっての「ラストナイト」は、7日金曜日、ボストンシンフォニー&ジェイムスレヴァインでした。
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開場の直後(開演45分前)にフラッシュなしでこっそり撮影しちゃいました。
一階アリーナ席では熱心なプロムスファン「プロマー」の方たちが最前列の確保に走ります。
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私のチケットは最上階ギャラリー席。地べたに座ったり寝転んだりしてリビング状態です。
ホントは禁止ですが暗黙の了解で、開演前や休憩時にはちょっと食べたり飲んだり‥。
後半あたりにはだいぶお客同士が顔なじみになってきて(毎年来ている人同士なら、会釈したり話しかけたり)
この雰囲気、クセになります。


この日はボストンでブラ1、なんだかサイトウキネンを思い出してしまいましたが
とても素晴らしかったです。
すっかり興奮して、気分よくなって、帰りはヴィクトリアまで歩いちゃいました。(電車が55分後まで来ないから、とも言う)
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South KensingtonからKnightsbridgeを抜けて。22時過ぎのハロッズ。
小雨が雪のように写ってしまいました。さらにハロッズの電飾が雪っぽさに拍車をかけます。



本当のラストナイト(8日土曜日)は、ここロイヤルアルバートホールのコンサートのほか
国内5ヶ所で野外コンサートが開かれ、中継で結び、大画面で各地の映像を流しながら
ファンファーレを各会場につないだり‥。BBCのすばらしい連携プレーでまさに「IT革命や~。」←雰囲気。
ただ、内容的にはコンサートというよりはお祭りといった雰囲気で(それはそれで感動的でしたが)
家のリビングで各地の様子を効率よく見れる「ゆく年くる年」的なほうがいいな、なんて思っています。



はー‥。2007年の夏が終わっちゃったな‥。
また来年もプロマーになれるかな。 
‥と言うか、来年の今ごろ、アタシはどこにいるんだろうか。


プロムスの期間中は「お弁当ナシ&連日の午前様」 にもかかわらず
毎晩 「お帰り~。楽しかった?」 と機嫌よく迎えてくれた夫に感謝してます。
ありがとうございます。ぶちゅー。
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by grass-seed | 2007-09-08 23:59 | 音楽
2007年 08月 28日

Prom59

Tchaikovsky  Fantasy Overtures 'Romeo and Juliet' and 'Hamlet'
Prokofiev     Piano concerto No.2
            Symphony No.7

Alexander Toradze piano
London Symphony Orchestra
Valery Gergiev
conductor

ゲルギエフ、2007年からLSOの主席指揮者になる?なった?もうなってるの?
客席は異様に混んでいて、その注目ぶりがうかがえました。
指揮棒を持たずに、ひじを曲げて、手首がヒラヒラして、点が見えなくて
あまり好きではない指揮なので、見ないようにして聴きました。
ロメジュリ、もうちょっと、もうちょっと、もうちょっとたっぷり歌いたい感じ。
ホルンの♪ぱーおーぱーおーのところ、もうちょっと粘着質なほうが好きです。
全体的にあっさり(というか流れすぎというか)個人的にはやや不満。
Toradzeのピアノ、初めて聴きましたが、ppなど小さい音が非常に繊細で美しかったです。
プロコの、多声部がゴチャゴチャに左右の手で弾き分けなきゃいけない難しさを
いとも簡単そうに、各声部の横の流れがそれぞれの音色で全部聴けて
(ルックスはそうじゃないんだけど←失礼) 繊細で綿密で素晴らしかった。
ただ、pの音色の多さに対して、fの変化が乏しいような‥。控えめな感じでした。
1楽章のテーマを、ピアノがとても澄んだ音で鳴らすと
弦も同じような透明感で鳴らして、「ナンだ、こんな良い音、出せるんじゃーん」って思いました。
チャイコなんて、木管が浮き出てこないからバランスも悪いし‥。
うーん。またロイヤルコンセルトヘボウのフルートが聴きたいよう。
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by grass-seed | 2007-08-28 23:59 | 音楽
2007年 08月 26日

Prom56

Britten     Peter Grimes-Four Sea Interludes
Martinu     Piano Concerto No.4, 'Incantation'
Prokofiev   Symphony No.5

Ivo Kahanek piano
BBC Symphony Orchestra
Jiri Belohlavek
conductor

ブリテン始まってまもなく、下手側の客席でお客さんが何かに怒り出して
ずーっと普通の声でしゃべりまくる始末。
ビエロフラーヴェクまで反応して、緊張が走りました。こんなことってあるんですねぇ。
そのお客、休憩までは聞いていたようですが、後半はいなかった。早く帰って。
そんなことが影響したのか、オケがイマイチ。
弦が鳴ってない。木管もちっとも響かない。
さらにバランスも良くないから、残念でした。
ピアノはよーく鳴っていて、楽器の限界を感じさせない、というか
あれだけダイナミクスレンジが広かったら弾いていて本当に楽しいだろうなーと思いました。
高音も低音も、自在に音色をコントロールできる‥すごいなぁ。
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by grass-seed | 2007-08-26 23:59 | 音楽
2007年 08月 24日

Prom53

Bruckner     Symphony No.8 (1890 Nowak edition)

Royal Concertgebouw Orchestra
Bernard Haitink
conductor


ブルックナー8番、人気のある曲ですが
集中して、入り込んで聴かないと、たちまち「クドいなぁ」と感じてしまう曲。
短いモチーフが何度も繰り返されるし、フレーズが分かりやす過ぎて
さらにハイティンクの「全部振ります」的な指揮に
こっちも全身でのめり込んでいかないと、聴ききれない(?)大曲でした。
4楽章、フーガの入りとか、改まって始まるところがあまりにハッキリしすぎな感じ。
(多分、その直前のフレーズ終わりをdimし過ぎちゃったんじゃないかな)
全体の終わり方が不自然に感じたけれど、そういう曲なのかな。よく知らないくせにエラそーに。
このフルート1番の方、すっごく上手でした。
やっぱりオケって、木管ソリストの音色によるところが大きいでしょうね。
客席にはハイティンクファンが多かったようです。
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by grass-seed | 2007-08-24 23:59 | 音楽
2007年 08月 22日

Prom 51

Mahler      Symphony No.3

Anna Larsson mezzo-soprano
Trinity Boys' Chor
London Symphony Chorus (women's voices)
Lucerne Festival Orchestra
Claudio Abbado
conductor

嵐のような大荒れの天気の中でも、さすがに今日は満席でした。
ルツェルンフェスティバルオーケストラ、ルツェルンに行かなくても聴けた‥。
アバドもお元気そうで何よりです。← 知り合いか?
大曲を暗譜で、余裕で、すごい集中力で振っていて、しびれました。
やっぱりアバドはすごい。左手の使い方が上手。カッコがいい。ムダな動きがない。
あまりルバートをかけない、淡々としたテンポの進め方でしたが
フレーズをテンポではなく音色で作っているかのようでした。
低弦のギコギコ音をさせないで、100%弦の音、というのも初めて聴いたような気がする‥。
終楽章、金管のピッチが狂ってきても吹きながら修正しちゃって、見事なアンサンブル。
大曲は、客席の集中力が続かないことが多いですが
オケと指揮のものすごい集中力に、こちらまで夢中になっていました。
ウワサどおりの、スーパーオーケストラでした。
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by grass-seed | 2007-08-22 23:59 | 音楽
2007年 08月 21日

Prom 50

Copland       Billy the Kid - Suite
John Adams    Century Rolls
John Adams    Doctor Atomic Symphony
              BBC co- commission: world premiere

Olli Mustonen  piano
BBC Symphony Orchestra
John Adams  conductor


BBC Sym、 去年メンデルスゾーン3番やマーラー2番聴いたときの感想には
かなり辛辣なことが書いてあったのですが(特にTrpに不満だった)
今年はなんだか、とても上手だわー、と思いました。
Copland なんて、すっごくよくブレンドされてます。内声のバランスが良いのかな。
Olli Mustonen のピアノはスタッカートやピチカートの弾き方に幅があってすごかったです。
高音部のキラキラもとってもきれい。
ただ、フレーズ内のcresc. dim. が、いつも極端すぎてヒステリックな感じがしました。
自作自演って思い入れが強くて上手くいかないことが多いと思っていましたが
John Adams は冷静で、知的な感じがしました。
ナンダカワカンナイ、という現代音楽ではなく、クールでした。
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by grass-seed | 2007-08-21 23:59 | 音楽
2007年 08月 14日

PROM 41

Stravinsky      Petrushka
Bernstein       On the Town - Three Dance Episodes
Gershwin       Rhapsody in Blue (with additional improvisation )

Marcus Roberts  piano
Marcus Roberts Trio
BBC Scottish Symphony Orchestra
Robert Spano  Conductor


Marcus Roberts Trio を聞くのは確か3度目ですが
毎回、本当にエキサイティングで、目がハートになります。
ギリギリで調性が分かる程度のアレンジが気持ちいい。カッコイイ。好きです。
その前の2曲の印象がかすんでしまいます。ゴメンよオケ。
Robert Spano 私はもうちょっとドラマチックなほうが好きだなぁ。
ぺトルーシュカ、もう少し整理できそうな気が‥。オケのせいではないように思いました。


朝から嵐のような雨と風で、午後には線路に木が倒れたせいで
Southeastern は得意の大パニック。
途中からいつもと違う線路を使って(Gravesend経由)なんとかヴィクトリアに到着しました。
帰りもまだまだパニック。おかげで毎日 「奥さまは午前様。」 です。
‥プロムス日記だか、BR日記だか分からなくなってきたヨ。
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by grass-seed | 2007-08-14 23:59 | 音楽
2007年 08月 13日

プロムス2007 後半から参加

毎年、夏に、ロイヤルアルバートホールで行われる音楽の祭典 PROMS
7月13日から9月8日までの毎日、日によっては複数の公演で、全部で72公演
さまざまなオケ、指揮者、ソリストの演奏を楽しめます。
2005,2006年ともにシーズンチケットを購入して、はるばるケントからせっせと通いましたが
今年は旅行などの予定があったため、後半だけのハーフシーズンチケットを買って
遅ればせながら、今日から、私の 「プロムスの夏」 が始まりました。

独断と偏見に満ち満ちた「ひとこと感想文」を
自分の記録として残していきたいと思います。


PROM 40

Weber      Oberon - Overture
Mahler      Des Knaben Wunderhorn - selection
Brahms,arr,Schoenberg
           Piano Quartet in G minor


Matthias Goerne baritone
Frankfurt Radio Symphony
Paavo Jarvi conductor


客席がガラガラで残念。オケもバリトンもとても好きなタイプでした。
特に木管、いや金管も、いやいや弦もいい音だったなぁ。
オベロンの序奏が「ちょっと遅い」と感じましたが
その分、付点の16分を強調しているのが面白くていいなと思いました。

ブラームスは、面白かったけど
熱くて厚い‥。ちょっと厚すぎると思いました。重ねすぎな感じ。
でも、「室内楽はピアノばっかり難しすぎて不公平だ。」と思っていたので
これでいいんじゃーん。無理してピアノでやるのやめようよ。
なんて思いながら聞きました。

アンコールはBrahms Ungalischen Tanz 6番  優雅でした。


21:50 ホールを出たとき、真っ暗だったのに少し驚きました。
プロムスが始まる7月は、演奏会後もまだ明るくて
それが日を追うごとに少しずつ暗くなっていったのに
今年は私にとっての初プロムスが8月中旬だもん、そりゃ真っ暗だわねぇ。
そして寒いっ!帰りの車の温度計、13度でした。
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by grass-seed | 2007-08-13 23:59 | 音楽